「練習」が習慣づくか?
2017-11-08


前回の「練習する」という才能。スケートのことを書きましたが、私の頭の中には、ある生徒がいました。いいモノを持っているのに、練習してこない生徒…。

その生徒が、今日はやってくるなり言ったひとこと。
「僕、今週はすっごく練習した。一回弾くから、一日どのくらい練習したか、先生当ててみて。」

聴くと、確かに先週とはまったく違う演奏。
ちなみに曲は「戦場のメリークリスマス」。

「すごい上手!一日2時間?」
「ブー。3時間です!」

タイマーをセットして、1時間半。
休憩をはさんでもう1時間半。
本当に一週間練習したらしいです。

しかーし。今までも突然練習に精を出すことはありました。
でもでも、それで満足して次の週はまったく弾かずにいるものだから、元の木阿弥ということもしばしば。

それを指摘すると、しゃあしゃあと
「でも、1年くらいは練習すると思うよ。」
と、のたまうのであります。

そのココロは…
「おかあさんがピアノを買ってくれるって。」

彼の持っているのはデジタルピアノ。
前から「誕生日にグランドピアノが欲しい。」
「サンタさんにグランドピアノが欲しいってお願いしたんだ。」
と言っていました。確かにアコースティックピアノへのあこがれは強く、発表会ではとても気持ちよさそうに演奏しています。

おかあさまによると
「ピアノが欲しいと言うので、一日3時間くらい、ずーっと続けて練習して、それが習慣づいたら買ってあげると言ったんです。」とのことでした。

はてさて、どうなりますことやら。

「今日はすごくピアノを弾いた気がする」
と言って帰って行きました。
私も、今日はすごく(まともな)レッスンをした気がします。
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